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自然の王国ノルウェーを「3泊5日」で満喫できるなんて。ムンク、見に行きます!?

2016.11.18 Fri

小宮華寿子

小宮華寿子 ライター、編集者

「Akimama×NORWAY」の小特集、先日の第2回「ノルウェー人のアウトドア哲学」に続いての第3回目はより具体的にノルウェーに行くためのHow toをご紹介!! なんと「自然の王国ノルウェーを3泊5日で」満喫できるなんて!! え〜それなら行けちゃいそうなんですけど。ホントに。
  

 ノルウェーのアウトドア事情を探るべくAkimamaから現地に派遣された筆者。その行程は3泊5日という弾丸!(涙)

 ノルウェーまで行くのに現地滞在3日だけ!? と私自身が思っていたわけですが、それがその実、かなり満喫できちゃいました。

「休日と合わせて、会社を3日だけ休めばいいなら行けるな」というお勤めの方も、「ばあば、子どもをお願い!」という人(私ですが)もいるはずですので、ここで旅の行程をご紹介したいと思います。

*****

 古都ベルゲンからノルウェーに入り、フィヨルドの谷間を進む船や、絶景の車窓が続く山岳鉄道を乗り継ぎながら首都オスロをめざす旅。移動そのものを楽しみつつ、自然の王国ノルウェーを気軽に体験できちゃうルートがあるんです。

 キーンと澄んだ空気のノルウェーまで行けば転地効果も抜群。自然好きな人が3泊5日で最大限にリフレッシュできるプランです。
旅行のハイシーズンが終わった秋は混雑もなく、静かなフィヨルドが楽しめます。冬季には閉鎖するルートもあるなかで、このルートは年中開通

  

【1日目】
 まずは日本からノルウェー第2の都市ベルゲンまでの移動。日本から直行便はないので、ヨーロッパのどこかの空港一箇所で乗り換え。スカンジナビア航空、KLMオランダ航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、ルフトハンザ航空などを利用すれば、同日に現地到着が可能に。今回利用したのはスカンジナビア航空の以下の便です。

成田11:40発→コペンハーゲン16:05着(SK984)
コペンハーゲン21:00→ベルゲン22:20着(SK2870)

*ベルゲン泊
空港では「Welcome to nature」とノローナの看板がお出迎え 

【2日目】
 午前中はベルゲンのシンボル的な山・フロイエン山でマウンテンバイクやカヌーの自然遊び。午後にフィヨルドをめざし、移動を開始。

ベルゲン 13:58発
 ↓国鉄(約1時間15分間)
ヴォス
 ↓バス(約50分間)
グドヴァンゲン
 ↓フィヨルドクルーズ(約2時間)
フロム 19:30着
 暖炉を囲むビアバーで乾杯!

*フロム泊
(左上)半日のフリータイムでも自然遊びを体験したベルゲン。自然までのアクセスがとても短いからこそ。(右上)世界遺産ネーロイフィヨルドを通るクルーズ。取材に訪れた10月上旬には黄葉が楽しめました。(右下)フィヨルドのクルーズ船は音もなくスーッと水面を進む最新鋭。ガソリンに頼らないハイブリッド船で、電力は水力発電を利用。(左下)イケメン船員さんも常務
2日目の宿泊地フロムにはクラフトビール醸造所が併設するビアバー、Ægir BryggeriPub(エーグル・ブリッゲリパブ)があります。クラフトビールの飲み比べセットとトナカイ肉のサラミを注文。火を囲んで飲むお酒はなんでこんなにおいしいのでしょう

【3日目】
 フロムからはノルウェーを代表する山岳鉄道のフロム鉄道を使ってミュールダールをめざします。車窓からのぞむ景色のすばらしさに、ときの経つのも忘れてしまうほど。こんな時間も大切です。

フロム 8:35発
 ↓フロム鉄道(山岳鉄道。1時間弱)
ミュールダール(標高863mの山間の駅)
 ↓国鉄(5時間弱)
オスロ 14:45着
 首都オスロを散策。カフェで休憩したり、アウトドアショップを物色したり。
 国立美術館でムンクの『叫び』も鑑賞。

*オスロ泊
海抜2mのフィヨルド沿いの街フロムから標高863mのミュールダール駅をめざし、フロム鉄道で登っていきます。山岳鉄道の傑作と称賛される絶景。右上の写真は、フロム鉄道終点駅のミュールダール。ここで国鉄に乗り換えてオスロに向かいます。国鉄に乗り換えた後もすばらしい眺望が続きます。標高の高い場所は10月でも雪景色に
ノルウェーでいちばんの都会、首都オスロ。エコで運動にもなると、自転車が大人気。マイ自転車ごと入店できるカフェ、Peloton(ぺロトン)もあり、オスロの人々の自転車愛を感じました。[所在地]Torggata 46, 0183 Oslo [Tel.]+47 928 08 470

ノローナやヘリーハンセン、ベルガンスのフラッグシップストアも要チェック  
 
【4日目→5日目】
 フィヨルドに面する首都オスロで朝の散歩。その後、エアポートエクスプレス(Flytoget)でオスロ空港へ。帰路もスカンジナビア航空を利用。

オスロ13:30→コペンハーゲン14:40 (SK1469)
コペンハーゲン15:45→成田09:35(翌朝) (SK983)

 お疲れ様でした!  
(右上)首都でありながらフィヨルドと森に囲まれた自然豊かな町であることを実感できた朝の散歩。(左)カフェ文化が発達したオスロにはおしゃれなカフェがたくさんあります。(左下)コーヒー豆専門店では「山から山へ」というコーヒーのシリーズを発見。山頂でコーヒーを淹れるのを楽しみに登るノルウェー人はとても多いそう。ホーローのマグカップとセットでおみやげに購入しましたー

 というのが、今回の旅の全貌。現地での鉄道やバス、船の乗り継ぎが複雑と思われるかもしれませんが、Norway in a nutshell(ノルウェー・イン・ア・ナットシェル)という周遊チケットがあるので思いのほか簡単。

 上記サイトから出発地や目的地、宿泊地などを入力していけば、利用するすべての乗り物がパックで予約でき(英語あり)、チケットは出発地のベルゲン駅で受け取れます。ノルウェーではほとんどの人が英語を上手に話しますが、不安な場合は日本の旅行会社でも手配してもらえます。


 はじめてのノルウェーなら、まずはこのゴールデンルートをぜひお試しくださいね。でも、山に登らずして帰れないという人はこのプランを軸に、2泊、3泊とプラスして山行の計画をしてみては?

 たとえば、ノルウェー人にもっとも人気があるトレッキングコースのヨートゥンハイメン国立公園のベッセゲン尾根。起点となる山小屋イエンデハイムへはオスロからバスで5時間半でアクセス(ノルウェーのバス情報はノルウェイ・バス・エクスプレスのウェブサイトで確認できます)。
“巨人たちのすみか”と呼ばれるヨートゥンハイメン国立公園。©Chris Arnesen - Visitnorway.com
 またここ数年、「トロルの舌」といわれる岩がSNSの拡散によって急激に有名になっているそうです。見るだけで足がすくむような写真を自分も撮りたいと海外からの若者が大急増中。
ハダンゲルフィヨルドエリアの断崖にある岩、通称「トロルの舌」。©Till Hanten - Destination Hardanger Fjord
 ハダンゲルフィヨルドの近くにある岩(標高約1,100m)で、片道10km、往復8~10時間程度のトレッキングになります。「トロルの舌」登山の拠点となる町オッダにはベルゲンからバス7時間弱でアクセス。オスロからもバスで7時間程度。

挑戦してみます? 

   

[取材・文・写真=小宮華寿子 取材協力・写真=ノルウェー政府観光局

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