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マイボトルを持って走ろう! 世界初トレランスタイルでの市民マラソン「湘南国際マラソン」が来年2月に開催! エントリーは激戦必至
2020.09.02 Wed
Taishi Takahashi フォトグラファー
2020年8月4日、世界で初めてのマイボトル、マイカップによるロードレース「第15回湘南国際マラソン」が来年2月28日に開催されることが発表された。新型コロナウィルスの影響により、12月に予定されていた開催が延期、感染状況に応じた距離制限や時間制限など、徹底した感染予防対策に加え、地球環境や気候変動に対する力強いメッセージとなる新たなスタイルでの挑戦となる。
ロードで行なわれる市民マラソンの大会でありながら、アウトドアブランドのザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)が大会スペシャルスポンサーとなったことからもわかるように、アウトドアフィールドを舞台にしたトレイルランニングでは常識の「持ち込んだものは、すべて持ち帰る」というスタイルをロードマラソンにも取り入れ、これまでのマラソンレースのあり方に変革をもたらす、ゴミをいっさい出さない世界初めての大会をめざしている。
これまで、大きな市民マラソンの大会では、給水所の使い捨てカップやスポンジなどが、大量のゴミとして処分されてきた。湘南国際マラソンでも毎年、2万5000人のランナーに対して、水とスポーツドリンクあわせて3万1500本のペットボトルや50万個の使い捨てカップを用意して大会を運営してきた。
「ザ・ノース・フェイスは、これまで多くのトレイルランニング大会の協賛、またはみずから大会をつくり上げ、トレイルランの普及に努めてきました。ロードランの大会を協賛するのは今回がはじめてです。現在ではロードとトレイル、ふたつの市場がクロスオーバーし、トレランスタイルで街中を走るランナーも多く見かけるようになりました。トレイルランの大会では参加者はゴミをすべて持ち帰ることや、エイドステーションのゴミを減らす工夫がスタンダードですが、ロードランの大会ではまだまだ使い捨てのものを多く利用しているというのが現状です。そこへ一石を投じるべく、環境配慮型のロードランニングを提唱いたします」
と、今回の取り組みの背景について話すのは、登山をはじめ、さまざまなアウトドアスポーツの経験が豊富な株式会社ゴールドウイン常務執行役員の森光氏。
既存のロードランニング大会では、選手がたったひと口の水を飲むために膨大な量の使い捨てカップが消費される。湘南国際実行委員会では5年間というロングタームでザ・ノース・フェイスとパートナーシップを結び、トライ & エラーを繰り返しながら、時間をかけて、環境配慮型の新しいスタンダードをつくり上げていくという。
資源の無駄をなくす、“ゼロウェイスト”の考え方は、もともと資源の少ない私たち日本人にとってはあたりまえのことでもあった。しかし、いつの間にか、慣行的にも大量消費を続けてしまっている。自然環境に最大限配慮するアウトドアの視点は、私たちのこれまでの行動を見つめ直すきっかけにもなるにちがいない。そんな世界初の試み、湘南国際マラソンの世界初の試みにぜひいっしょに参加者となって、挑戦してみるのはどうだろう。エントリーは9月5日から。出場希望の人は、レースの詳細を確認してから下記申し込みページへ。人気の大会だけにエントリーは激戦必至! もうレースははじまっている。
【第15回湘南国際マラソン】
2021年2月28日(日)開催
2020年9月5日(土)エントリー開始
エントリーはコチラ
*開催可否の判断については2020年12月10日(木)を予定。
*中止の際は、参加料は返金(返金にかかる振込料は参加料より差し引く)。
●問い合わせ先
湘南国際マラソン事務局
TEL:0463-70-6667(平日 午前10時~午後5時30分)
https://www.shonan-kokusai.jp/15th/