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Ashimaに世界が注目、彼女はクライミング界のモーツァルトだ。

(2016.02.17)

登山のTOP

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©IFSC/Eddie Fowke - The Circuit Climbing

 まだあどけなさの残る少女が、ずば抜けた才能を開花させ、世界をアッといわせている。ニューヨーク在住のAshima Shiraishi(白石阿島)14歳だ。6歳のときにセントラルパークでボルダリングと出合ってから8年、またたくまに世界屈指のロッククライマーに君臨してしまった。わずか8歳で交響曲を作曲したという、彼の天才作曲家モーツァルトのような非凡さを感じさせる。

 2014年に彼女がはじめてV14を登ったとき(Golden shadow/南アフリカ)、女性でこのグレードを登る2番目のクライマーとなった。いまとなっては、どの女性よりも多くのV14クラスを登っている。そのV14のうち、Terre de Sienne(テキサス州フエコ)、Nuclear War(ニューヨーク)、Phenomena(宮崎県日之影)の3つは、2015年10月から12月の3ヶ月間のあいだにに登っている。女性でこの3つの課題を完登したのは初めてのことだ。

 どの女性クライマーよりも精力的に課題に挑戦し、難しいロープクライミングもこなしている。おそらく5.15aでは、はじめての女性クライマーだろう。昨年3月17日のOpen Your Mind Direct(スペイン・サンタリニャ)。もともとは、5.14dだったが、ホールドが壊れて難易度があがり、5.15aに匹敵する難しさだ。このときAshimaは13歳でたった4日間で、30分で完登している。それは2015年で、彼女にとってももっとも誇り高き瞬間となった。この課題を完登するまでには、同じところで何度も落ちた。メンタルとフィジカルの面でもひとつ上のレベルへと押し上げてくれた。追い込まれた状況で、最終的に登れたことに最高の喜びを感じたという。

©IFSC/Eddie Fowke - The Circuit Climbing

 コンペでも白石はトップを制している。2015年、彼女のエイジグループでリードクライミングのナショナルチャンピオンとなり、ボルダリングでも2位につけている。そして、IFSCユース世界大会(イタリア)では、パーフェクトな結果だった。ボルダリング3ラウンドそのすべての課題は、つねにトップ。4つのリード課題も素早く成し遂げてダブルゴールドを獲得した。先日2月初旬に開催されたのユース・ボルダリング・ナショナル・チャンピオンシップでもゴールドメダルを獲得。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

今年1月に『The New Yorker』にとりあげられたときのもの。

 現在は9年生。学校では、美術と工作に興味があり、国語のクラスがとくに好きだという。クライミングスケジュールは週5回、1日のセッションは3時間。「いいクライマーになるためには、ひたすら登ることだと信じています。それがわたしのとる”ルート”です」と語っている。

 もし、東京オリンピックでクライミングが公式競技に決まったならば、Ashimaはもっとも期待できる選手ではないだろうか。2020年、彼女は19歳になっている。「小さいころから夢はオリンピックに出ることです!もしクライミングが東京で公式競技になったら、ぜったいに出たい!」

さまざまな分野の人物がプレゼンテーションを行うTEDのティーンズバージョンにも登壇していた。ありあまる才能、これからが楽しみでならない。

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ライター
Akimama編集部
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