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アプローチ0分! 道具を持っていなくても気軽にできる岩根山荘のアイスクライミング

(2020.02.20)

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アイスクライミング ice climbing

 アイスクライミングというと、まぁ大体の人が「パタゴニアとかのカタログでやってるアレでしょ?」って感じで、自分がしているイメージがわかない人が多いんじゃないかな~って思います。ボクの周りの雪山登山やクライミングをしている人でさえ、そんな印象を持つ人が多いです。

 たしかに、実際にやっている人が周りにいないとできないアクティビティのひとつであるのは間違いない。

 アイスクライミングのできるフィールドに行くのも大変だし、専用の道具をそろえるとかなり高くて、ちょっとためらう気持ちはわからなくはないですね~。

アイスクライミング ice climbing 広川原沢

 ですが、そんなハードルの高いアクティビティのアイスクライミングが気軽にできる施設があるんです。

 それが、岩根山荘のアイスツリー。瑞垣山や金峰山のほど近く、長野県の川上村にあります。

アイスクライミング ice climbing 岩根山荘

 車でアクセスできるので、アプローチで歩く時間はほぼ0分。さらに、岩根山荘では道具のレンタルが各種用意されているので、専用の道具を持っていない人でもここで借りることができちゃいます。

 ちなみに、アイスツリーを利用するには、初回に登録料500円と利用料一日2,500円(土日祝日は3,000円)がかかります。

アイスクライミング ice climbing 岩根山荘

 じつは、ボクは何度も仲間とともにこの岩根山荘を訪れ、着々とアイス仲間を増やしています。今回も数人の山仲間を誘い、アイスをやる仲間を増やすべく岩根山荘に来たのです。

アイスクライミング ice climbing 岩根山荘

 今回、いっしょに行ったメンバーの中の一人「さっちゃん」は、昨年の10月にボクらの仲間でやっている岩場のクライミング練習会へ、友人に誘われて来たのが最初のコンタクト。

 山をはじめて2年だというが、すでにテント泊も雪山も行っていて、クライミングも沢登りも経験済みだという。見た感じやわらかい笑顔で癒し系な雰囲気なのに、けっこうハードに山を楽しんでいるな~、とかなり見た目と中身のギャップを感じるすてきな女性という印象でした。

 そのギャップ萌えなさっちゃんは今回でアイスは2回目。雪山もクライミングもやっているさっちゃんは、すでにそれぞれの装備を持っているが、アイスクライミングギアは持っていないので、アイゼン(クランポン)は12本爪の縦走用のモノを使うことにし、アイスバイル(アイスアックス)をレンタルして今回は登ることにしました。

 アイスクライミングの専用ギアはおおまかにアイスバイル、縦爪アイゼン、アイススクリューがあるが、体験する、ということであれば、アイススクリューはいらないし、アイゼンは12本爪アイゼンがあればアイスクライミングができます。

アイスクライミング ice climbing 岩根山荘 アイスアックス Axe

 岩根山荘ではアイスクライミングギアであるバイルやアイゼン、ハーネスやヘルメットや冬靴などもレンタルで用意されているので、道具を持っていない仲間と来ても安心してアイスクライミングが楽しめます。

 準備や休憩はアイスツリーのすぐ近くにテラスがあり、そこに座りながら安定した場所で準備ができます。ハーネスやアイゼンを装着するときにこのテラスが意外とありがたい!

 早速、準備を整えていざアイスツリーへ。

アイスクライミング ice climbing 岩根山荘

 まずは、みんなで基本の動作のレクチャーから。バイルの使い方と、登るときの足の置き方などを伝えて少し練習します。

アイスクライミング ice climbing 岩根山荘

 初心者向きの傾斜の緩いルートからチャレンジ。まぁ、大体最初は足に体重をかけられなくてバイルを持つ腕に頼ってしまい、途中で腕が疲れて登れない、って感じになるのが普通です。

 ……のはずなんだけど、さっちゃんは最初の1本目でぎこちないながらもトップまで登れちゃいました。本当は「キャー! できなーい!」なんて声を期待していたんだけど、いろいろなアクティビティをこなしているだけあって、さすがのポテンシャルとしかいいようがない(笑)

アイスクライミング ice climbing 岩根山荘

「ちょっと脇を締めた方が力が入るしかっこよく登れるよ」ってちょっとアドバイスをすると、がぜんやる気になってガシガシ何度も登っていました。登るたびにうまくなっていって、クライマーっぽくなってきてる気がする?

アイスクライミング ice climbing 岩根山荘

 こんなのもあるよ、とドライツーリングのウォールに移動してやることにしました。ちなみにドライツーリングとは、氷ではない壁をアイスのバイルなどで登るスタイルのことを言います。

アイスクライミング ice climbing 岩根山荘

 途中、何度かテンションをかけていましたが、なんとか上まで到達しました。さっちゃんに感想を聞くと「何度もパンプしてなんか得した気分♪」……感想もさすがのポテンシャル(笑)

アイスクライミング ice climbing 岩根山荘

 アイスクライミングは、ロープで確保されて登るだけであれば、意外と初心者でもできちゃったりします。ただし、初心者同士だけではロープのセットや道具の使い方がわからなかったりということがあるので、安全面を考えると、やっている人に連れて行ってもらうのが一番ではないかと思います。もし、周りでやっている人がいなければ、岩根山荘で体験会や講習等もやっていますので、そういった機会にやってみるのがオススメです。

 アイスクライミングはとても楽しいアクティビティですし、雪山登山をするうえでアイスクライミングを覚えると行ける世界がグッと広がります。ただ、やったことのないことをはじめるのはとても勇気がいることかもしれません。ですが、周りの山仲間と一緒に新たな世界を広げてみるときっともっと山が楽しくなりますよ。

 やったことのない人は是非岩根山荘でアイスクライミングに挑戦してみてください!

アイスクライミング ice climbing 岩根山荘

岩根山荘
住所:長野県南佐久郡川上村大字川端下547-129
TEL:0267-99-2200
URL:http://www.iwane-inc.co.jp/sanso/index.php

アイスツリー
利用時間:9:00~12:00、13:00~17:00
登録料:年間500円
利用料:平日1日2,500円/土日祝日1日3,000円/宿泊者1日1,500円
レンタル:1アイテム500円
※アイスツリーの状況やイベント開催等によって利用制限をしている場合があります。利用希望の人はフェイスブックやホームページで確認するか、直接問い合わせしてから行きましょう。

【photo:wataru fukuda & tokio yoshino】

 
 
ライター
吉野時男

千葉のアウトドアショップ「ヨシキ&P2」の何でも屋スタッフ。仕事も遊びもジャンルを問わず何でも楽しむ欲張り者。最近は写真を撮る事も楽しむようになり、シビアな環境でもカメラを持っていき、ふつうの人では撮れないシチュエーションの写真を撮るべく修行中。

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