• 山と雪

【大学ワンダーフォーゲル部×ドイター】第2回・東京大学ワンダーフォーゲル部と行く日帰り秩父御岳山

2021.05.10 Mon

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河津慶祐

河津慶祐 アウトドアライター、編集者

 大学のワンダーフォーゲル部ってどんな活動をしているのだろう? どんな学生が集まっているの? そんなふとした疑問から、取材を思い立ったこの企画。第2回目となる今回は、天下の名門校・東京大学のワンダーフォーゲル部(以下、東大ワンゲル部)と登山をしてきました。行き先は、奥秩父山塊に位置する秩父御岳山(ちちぶおんたけさん)。知らない人も多いかもしれませんが、じつは有名な “あの山” と深いつながりが! いったいどんな登山になったのでしょうか。


秩父御岳山とは!?

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 東大ワンゲル部のみなさんと登ったのは秩父御岳山。秩父鉄道の終着駅である三峰口駅の目の前にそびえています。

 場所は秩父市の大滝という場所。大滝には王滝沢や普寛神社などがあります。これらの名前でピンとくる山はありませんか?

 そう、長野県と岐阜県にまたがる百名山の御嶽山です。

 大滝村の落合という集落出身の普寛行者(ふかんぎょうじゃ)が、御嶽山の王滝口を開いたのち “生まれ育った大滝にも御嶽山を” と、生まれ育った地で開山したのが、この秩父御岳山となります。修験者が開山した山になるので、頂上には社が建てられており、いまでも信仰の山として愛されています。
※普寛行者は、このほかにも上州武尊山や八海山も開山しています。

 取材したのは晩秋のある日。背負う荷物が重くなる雪山に備え、この秩父御岳山で歩荷トレーニングをするというので、同行させていただきました。


いざ信仰の山である秩父御岳山へ。

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 秩父御岳山には登山口が4つあります。普寛行者の生誕の地であり、祀られている普寛神社がある落合。三峰神社の宿場であった贄川宿(にえがわじゅく)。そして強石(こわいし)と古池です。

 今回登ったのは三峰口駅から出発し、贄川宿からタツミチを経由、そして強石に下山する周回ルート。標高差は700mほどながら、約10㎞の道のりを6時間弱で歩ける、日帰りにオススメなルートです。道中には細いトラバース道やヤセ尾根もあり、トレーニングに最適でした。

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 小雨が降るなか、落ち葉でフカフカな登山道を登っていきます。降ったり止んだりと気まぐれな雨でしたが、序盤でウェアや荷物を濡らしてしまうのは大問題なので、防水対策はしっかりと行ないます。みなが背負っているドイター(deuter)のエアコンタクトシリーズは、モデルごとにジャストフィットするレインカバーが付属していおり大活躍。

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 ではいっしょに歩いた東大ワンゲル部のメンバーを紹介していきましょう。まずは先頭を歩く1年生で教養学部の西村優平(にしむらゆうへい)さん。背負っているのはドイターの「エアコンタクト ライト 40+10」。気を配ることが得意な西村さんは、先頭を歩き、みなを引っ張る役のようです。歩荷トレーニングということで、どんどんペースを上げ登っていきます。

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 次を歩くのは副部長で法学部3年生の浦中大地(うらなかだいち)さん。さすが先輩なだけあり、西村さんの倍ちかい容量であるドイター「エアコンタクト 75+10」を背負っていても、息を切らさずついていきます。体力があって、重い荷物が持てて、急登が好きなのだそう。納得です。

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 そして、今回の山行のリーダーである3年生で工学部の黒瀬峻平(くろせしゅんぺい)さん。34名の部員を率いている部長でもあります。背負っているのは浦中さんと同じく、ドイター「エアコンタクト 75+10」。最後尾を歩いて、休憩のタイミングや全体のペースを見ています。


ワンダーフォーゲル部についていろいろ聞いてみました。

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 序盤はつづら折りの急登を進みます。雨で濡れた土に落ち葉、木の根っこ。3人は重荷を背負っているので、滑らないように気をつけつつ、ぐんぐんを登っていきます。

 まずは、部ではどんな活動を行なっているか聞いてみました。大きく分けると「道・藪・沢・冬」の4つの活動が主軸となっているのだそう。“道” は一般的な登山道、“藪” は道なき道を進む藪漕ぎ、“沢” はロープなどの道具を駆使しての沢登り、そして “冬” は雪山歩きと山スキーです。一般的にクライミングと名のつく活動以外はほぼすべて行なっているのだといいます。

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 とくに興味深かった話は山行計画の審議について。かならず事前に2回、執行代と呼ばれる3年生たちが山行の参加者と、その計画は安全か、十分な理解を持っているか、を確認。そして、山行後にはフィードバックを審議参加者へ共有する。これらの取り組みで、部員全員が安全な登山を心がけられるようにしているようです。

 そんな話を聞いていると、周りの景色が杉林と移りかわってきました。このころには霧雨となり、薄くモヤのかかった幻想的な雰囲気を漂わせています。

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 分岐点であるタツミチをこえると山頂までは40分ほど。雨はやみ、蒸してきたので、山頂まではのこりわずかですが休憩をとります。

 会話は登山をはじめたきっかけについてとなりました。それぞれ理由はちがうものの、共通するのは親や祖父母など、親族に影響を受けてということ。とくに浦中さんは、親に連れられ幼いころからさまざまな山に登っており、はじめて自分の力で登った山は北アルプスの蝶ヶ岳という、根っからの山好きのようです。

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 話が盛り上がっていると、あっという間に山頂です。山頂には立派な社(やしろ)が鎮座。ケガなく登ってこられたことへの感謝と、無事に下山できるように祈ります。

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 下山は登ってきた道とはちがうルートへ進みます。強石へ下る道は、序盤に痩せ尾根や鎖場がある難ルート。登りで使ったほう楽なのでしょうが、トレーニングのために、あえて歩荷で下るようです。


ドイターのバックパックで歩荷してみてどうだった?

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 秩父御岳山で4人に背負ってもらったのは、ドイターのフラッグシップモデルである「エアコンタクト」と、コンセプトはそのままに軽量化をはかった「エアコンタクト ライト」です。どちらのバックパックも重量を背負って歩く縦走向けにつくられているのが特徴になります。

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 3人とも共通で出た感想は、背面パッドやウエストハーネスのパッドのつくりがしっかりしていて、疲れにくくフィット感がとても高いこと。さらに浦中さんからは「ウエストハーネスの骨盤が当たる部分に、硬さが異なるパッドが入っていて、腰が痛みにくい」と、細かいチェックも入っています。

 さらにすぐれた点として上がったのは雨蓋について。多くの荷物を背負って長期縦走するワンダーフォーゲル部だからこそか、雨蓋の丈夫さと拡張性の高さに注目がいったようです。西村さんは過去に使用していたバックパックで、山行中に雨蓋がすぐに取れてしまったりと、かなり苦労したそう。雨蓋の使いやすさを入念にチェックしていました。

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 さて部長の黒瀬さんはというと、じつは高校1年生のころからドイターを使い続けているというヘビーユーザー。過去に使ったバックパックの不満を聞いても「とくにないですね」と、ドイター製品へ高い信頼を寄せているようです。工学部に在籍しているからか、チェックしていたのは「部品が壊れたときに修理しやすいか」という点。「エアコンタクト」は満足のいくつくりだったようです。


ワンゲル部の活動に最適なバックパックとは。

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 下山後の定番といえば温泉。落合にある「道の駅 大滝温泉」の入浴施設へ汗を流しに向かいます。

 ここでは部員について聞いてみました。今回の取材でモデル兼インタビュアーをしてくれた女子大生の桑田さんがまず気になったのは女性部員について。割合的に、やはり男性のほうが多いようですが、毎年数名は入部があるようです。

 そして興味深いのは、山に関連づくようなこと、生き物や気象、星といった知識が豊富な部員が多いということ。勉学に秀でた東大の学生だからこそでしょうか。

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 今回は日帰り登山でしたが、基本的には1泊2日のテント泊が多く、夏季合宿になると約2週間もの長期山行、年末年始や3月には3〜4泊の中期の合宿を行なうといいます。背負うのは、大量の水に食糧、そして代々受け継がれてきた丈夫で重量のある道具たち。そんなワンゲル部のメンバーにベストマッチするのは、ドイターの「エアコンタクト」のような、丈夫で疲れにくいバックパックなのではと感じさせられました。

 東大ワンゲル部さま、ご協力、本当にありがとうございました!

※学生3名の学年は2020年度のものです。


(撮影協力:東京大学ワンダーフォーゲル部 写真:岡野朋之 モデル:桑田結実 文・編集:河津慶祐)


第1回目の記事はこちら
【大学ワンダーフォーゲル部×ドイター】
第1回・慶應義塾大学ワンダーフォーゲル部
と行く日帰り焼岳登山



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