line_box_head

【海外】ひとりダッシュ村の彼、ついに狩猟用具を制作!?

(2016.05.31)

カルチャーのTOP

icon

 もうAkimamaではすっかりおなじみになりました。大自然の中、現代の文明から離れて暮らしていく術を追求している青年のその後です。

 彼は「Primitive Technology(原始的技術)」の名前でさまざまなチャレンジを録画し、ブログに投稿しています。なにしろナイフ一本も持たずにジャングルの中に踏み入ってシェルターを作り、ついには床下暖房を備えた瓦葺きの小屋を仕上げてしまったほど。その知識、経験、そしてこつこつと作業を続ける根気の良さには感心するばかり。すべてを自分の力だけで成し遂げ、生活を作っていく様子は、まさにひとりダッシュ村です。

 これまでに木の皮で屋根を葺いたシェルターを制作、続いて瓦葺きで床下暖房付きの家を作ってしまいました。

 さて、住処を確保した青年が次におこなったのは狩りの準備。なんと、そこらへんのものだけを使って弓矢を作り上げてしまいました。いよいよ狩猟生活突入か!と思われます。

あの床下暖房付きの自宅(?)の前庭で弓矢を制作します。「弓も矢も、自然の中にある道具と材料だけを使って作りました。弓は1.25mの長さがあります。弓を引く力はおそらく15kgくらいでしょうか。弓は石斧で伐った木を、石ノミで半分にして作りました」(コメント抜粋・要約 画像はBow and Arrow/Primitive Technologyからキャプチャ)

 というわけで、まずはジャングルの中にあるものだけで弓矢を作る、その過程とできばえをご覧ください。

「弓の部分は先に行くに従って少しずつ幅が狭くなるようにいろいろな石で削り込んであります。中央の部分は握りやすいよう、拳ひとつ分の長さで細くしました。
 弦はバークの木の繊維を使っています。薄く剥いで乾燥させ、ヒモになるようにより合わせました矢も弓と同じ木から作りました。長さは60cmほどです。矢の後端には弦と噛み合うように溝を掘ってあります。そこに、ジャングルの中で拾ってきたブッシュターキーの羽根(安心してください、このビデオの中ではどんな鳥も傷つけていませんから)を取り付けました。羽根は二つに割いて、樹脂とバークの繊維で固定しました。矢じりは火で焼いて硬化させてから尖らせています。矢の羽根は炭で焼いて形を整えました。矢を作るのに要した時間は、1本あたり1時間ほどです。
 朽ちた木を的に射てみると10mの距離からの命中率は50%ほどでしたが、矢はしっかりと木に刺ささり引き抜くのに苦労したほどです。弓は丈夫で、200〜300回射ても弦が切れたのは3回だけでした。
 結果として、この手法は弓矢を作るには簡単で評価すべきものだと思います。もっと短い弓なら、弦も短くなるし、木の濃いジャングルの中での取り回しもラクになるでしょう。今回の弓矢のサイズは「SAS サバイバルハンドブック(ジョン・ロフティー・ワイズマン著)」に基づいています。しかし私はゼロから削り出して弓を作るのではなく、木を割ってから削るという手法を執りました。この方が時間も労力も少なくてすみ、技術もいらないと思ったからです。それに平面を多用した弓に仕立てることができたため、ねじりにも強くなりました」(コメント抜粋・要約)

 さて、青年はいよいよ狩りに出かけるのかと思えば! 実はコメントにもあるように「一切鳥を傷つけたりはしていない」とのこと。彼にとっては、弓矢を作ってみることが目的であって、それを使って狩りをしようという気づもりはまったくないようです。

 ちょっと安心しつつ、今回もこの制作力と根気強さに感心させられました。現代の道具から離れても、人間はここまでできるというその知恵には驚くばかり。う〜〜ん、この先彼は何を作りだしていくんでしょう? ますます目が離せません!!

 
 
ライター
Akimama編集部
line_box_foot