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今年注目のスタイルはコレ! 「シンプルハンモックで低山を旅する」

(2016.04.04)

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地形と植生と太陽の動きを考え、地図とコンパスで探検すると、身近な所にも穴場スポットが見つかるかも?

 EXPED・ハミングバード・ENO・サーマレストなどのメーカーから、次々とシンプルなハンモックが登場しているのをご存知だろうか? 以前から、シンプルなハンモックは存在はしたが、最近発売されているモデルは、各社独自のシステムを開発し、ロープワークを知らなくても簡単に設営ができてしまう! しかも、コンパクトでとても軽量なのだ。ということで、今改めてハンモックを使ったハイキングスタイルが、注目されている。


愛用のEXPEDのトラベルハンモックとハミングバードの張り綱セット。片手で持てるほどコンパクトだが、快適な寝床が、簡単に設営可能だ!

 ボクは、蚊帳と屋根があらかじめセットになっているヘネシーハンモックを、発売当時より夏の低山探検に導入していた。理由は、湿気の多い日本の夏でも快適に過ごせ、下草や木の根を気にせず寝床が作れるから。その昔、ヒルの生息地にテントを張ってしまい、一晩中大変な目に遭ったこともある。ハンモックなら、空中なので地を這う虫や動物からの攻撃を防ぐことができる。設営する木のことを知っていれば、自然へのダメージも最小限だ。


お気に入りのナイフを使うためにあえて火器はウッドストーブ。意外とハンモックとの相性が抜群だ。ハンモックに座りながら火をいじるのは至福の時間

 ボクのハンモックスタイルを紹介すると、地図とコンパスを片手に、ローカルルートや洞窟・地質を調べに山に分け入り、気持ちいい場所を見つけたら、お気に入りのナイフを使い、ウッドストーブで料理して、ハンモックで揺られ、寝て帰ってくる。ちょっとした探検家気分に浸りながら、ゆる〜い低山探検遊びをしている。ハンモックを導入するまでは、寝やすい岩を探していたが、探すのが大変だった。

 ハンモック泊のコツは、複雑に考えないことだ。いきなり遠くに行かずに、まずは近くの山の三角点を見つけに行ったり、河川敷の探索から始めるといいだろう。ハンモックは、まだマイナーな遊び方なので、人がいるメジャールートでは、張らないようにしている。というか人が通るところではリラックスできない。


ハンモックで昼寝するだけなら、デイパックで出かけられる。森の中で風を感じながら読書と昼寝。最高です

 ハンモック本体だけなら5千円程度から買える。ロープワークが得意なら専用のロープでなくても設営は可能だ。真夏の低山や河川敷なら化繊シュラフがあれば安心して一泊することができる。ボクは2千円程度の寝袋を愛用している。それと雨対策にタープ。なければグランドシートやテントのフライなどでも構わない。一晩程度なら凌ぐ事は可能だ。


奥秩父の要ザイルの岩尾根に探検に行った時の写真。荷物も少なく、斜面でも快適に安眠できるハンモックは、低山探検では便利な飛行船

 ハンモックに揺られながら、体を支えてくれている木々のことを考えるのも趣きのある時間だ。
 もうじき蒸し暑い日本の夏が始まる。今年は、シンプルハンモックで低山を旅してみてはいかがだろうか?

 
 
ライター
森 勝

低山小道具研究家。元アクセサリーデザイナー。発明コンテストで賞金10万円を獲得した経験もあるギア好き。ブログは自転車とアウトドアライフ(遊び)

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