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アドベンチャーレーサー・田中陽希さんが C3fit「エレメントエアー」を選ぶわけ

(2017.04.26)

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世界を舞台に活躍するアドベンチャーレースチーム「EAST WIND」の主力選手として、10年以上活躍する田中陽希さん。近年は日本百名山、日本二百名山を人力のみにより、ひと筆書きで連続登頂する旅「グレートトラバース」を達成したプロアスリートが全幅の信頼を置く、コンプレッションウェアのC3fit。この春、新登場となる「エレメントエアー」シリーズの魅力とは。

なぜ、C3fitなのか。

「元々クロスカントリースキーをやっていたこともあり、身体を動かすときはタイツを穿くものだ、という感覚が、物心ついたときからあったんですね」

 学生時代からスキー選手として活躍していた田中陽希さん。卒業後、アドベンチャーレースの世界へ身を投じてからも、行動中にタイツを欠かしたことはないという。

「スキーではタイツに保温性を求めていましたが、アドベンチャーレースをはじめとしたアウトドアアクティビティにおいては、それ以上の機能を求めています」

 そんな田中さんが、2009年のリリース以来、状況に合わせてC3fitの各モデルを使い続けているのはなぜだろう。

「世の中にサポートタイツはいろいろありますが、C3fitのなんといってもすばらしい点は、穿き心地のよさ、ですね」

 その秘密は、肌なじみのよい素材の採用と3D立体設計にある。アドベンチャーレースをはじめ登山などのアウトドアアクティビティでは、長時間穿き続ける場面が多いので、肌なじみのよさはとても大事なポイント。スポーツ用下着などには長時間の着用により痒くなる生地もあるが、C3fitの素材はとてもなめらか。そのうえで、可動部に3D立体設計を取り入れ、抜群の動きやすさを実現している。

「そうした穿き心地のよさ、動きやすさに加え、C3fitは状況に応じて使い分けられるモデルがラインナップされている点も心強いですね」

 これまで、C3fitはふたつのモデルを中心にラインナップを広げてきた。ひとつは、段階着圧設計を施し、血流をうながすことで身体のコンディショニングを整える「インスピレーション」シリーズ。

「このシリーズは“弾性ストッキング”として一般医療機器に登録されるほど、たしかなアイテムです。ぼく自身はレースや激しいトレーニングの前後、長距離移動の際にインスピレーションゲイターを着用。脚のむくみをとり、短期間で効率よく身体を回復させるリカバリーアイテムとして、愛用しています」

 C3fitのもうひとつの柱は、独自のテーピング効果で、アスリートの激しい動きから腰、膝、腿、ふくらはぎなどをしっかりサポートする「インパクトエアー」シリーズだ。

「こちらは、いわばガチのレースやトレーニングなどでお世話になっています。長時間のレースや登山が続くと、急峻な下りでどうしても膝がぐらついてしまうものですが、これを穿いていると、安定感がまるで違います」

左「インスピレーションロングタイツ」(¥12,000+税)、中央「エレメントエアーロングタイツ」(¥14,000+税)、右「インパクトエアーロングタイツ」(¥13,500+税)

新アイテム「エレメントエアー」シリーズの秘める能力とは

 異なるふたつの効果を持つ「インスピレーション」シリーズと「インパクトエアー」シリーズに加え、新たにリリースされる「エレメントエアー」シリーズには、どんな特徴があるのだろうか。

「ひと言で表すと、両者のいいとこ取り、ですね」

 前身頃や後身頃には「インスピレーション」シリーズに用いたストレッチ性のある素材を使い動きやすさを演出、腰や腿の部分には「インパクトエアー」シリーズに用いたサポート力の強い素材を使って安定感を高めている。

「いちばんの特徴は膝まわりのサポートなんです」

 歩行、走行の安定感を追求した「インパクトエアー」シリーズは、膝まわりをぐるりとテープで覆い、ガードしている。そうしてサポート力を高めているのだが、膝をあげたときの伸縮性は、構造上、どうしても損なわれてしまう。

「エレメントエアーシリーズでは、膝に特殊なプリント加工を施し、下から支えてサポート力を保ちながら、膝上の一部分だけサポートパーツを外すことで、抜群の動きやすさを発揮するんです」

 要所を的確にサポートしつつ、動きやすさを兼ね備える、「エレメントエアー」シリーズのいちばんの特徴は、このバランスの妙にある。

特殊なプリント加工により、膝下を支えて安定感を高め、膝上部に圧力の逃げ場をつくることで、動きやすさを演出

 「エレメントエアー」シリーズのもうひとつの特徴は、着脱を容易にするファスナー仕様である、ということだ。

「たとえばレースによっては、海のカヤックパートが終わり、走り出す前のトランジションでタイツを着替えることがあります。一秒を争うなかで、ファスナーがついているのは本当にありがたいですね」

 これは、「サポートタイツを履いてみたいけれど、脱ぎ着が面倒そう……」という登山者にも嬉しい仕様になっている。

着脱が容易なファスナー仕様。タイツ着用にまつわるストレスをフリーに

田中陽希さんが考える、山でサポートタイツを使う意味

 お話をうかがうなかで、サポートタイツの効用が次々と明らかになっていく。
 しかし、日常において激しいトレーニングを積み、過酷なレースに10年以上出場し続けるという、いわば超人的ボディと剛脚を持ち、なおかつ33歳と若い田中さんに、はたしてサポートタイツは必要なのだろうか。
 その点をたずねると、よく聞かれることなのですがと前置きし、にこやかに説明を加えた。

「関節そのものは鍛えようがありません。なので、サポートタイツに助けられている部分は、はっきりとあるんです」

 アドベンチャーレースだから、普通の登山だから……に関わらず、野外の行動は日常生活に比べるとはるかに負荷が高い。その負荷はやがて疲労を生み、ひいては集中力の欠如、注意力の散漫を引き起こす――。登山において、下山時に事故が多いのは、ひとつにはこの点に理由があると、田中さんは分析する。
「サポートタイツの効用は、否応なくかかる負荷を少しでも抑えましょう、そして、蓄積される疲労をすばやく効率よく分散させましょう、ということだと考えています」

 5月には南アフリカ、8月にはアメリカで開催されるアドベンチャーレースに参加、2018年1月からは、日本三百名山を目指す新たな旅がはじまるという田中さん。鋼のようなその身体は、肉体を酷使する「オンタイム」、次なる挑戦に向けて回復にあてる「オフタイム」ともに、魔法のウェアに包まれている。


たなか・ようき
1983年生まれ、プロアドベンチャーレーサー。2007年より、国内唯一のプロアドベンチャーレースチームである「EAST WIND」の主力選手として活躍中。2014年「日本百名山ひと筆書き~グレートトラバース」を、2015年「日本二百名山ひと筆書き~グレートトラバース」を達成。2018年1月から、集大成となる日本三百名山を目指す旅を敢行。著書に『グレートトラバース 日本百名山ひと筆書き』(NHK出版)ほか

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ライター
Akimama編集部
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