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デザインと機能はクール、でも、足先とフトコロはとっても暖かい、サロモンのウインターシューズが登場!

2017.11.10 Fri

滝沢守生(タキザー) よろず編集制作請負

 昨冬はシンプルで街でもアウトドアでも使えるサロモンのウインターブーツ「SHELTER CSWP」を愛用。そのシェルターをさらに進化しさせたマルチウインターシューズが出たというので、さっそく、冬支度に忙しい雪の積もった尾瀬、鳩待峠の取材に履いていった。新しい靴で、新雪を踏みしめるのはとても気持ちがいい。遠くには雪をかぶった至仏山も望め、今シーズン初めての雪を前に、これから来るべき冬に居ずまいを正すとともに、今年はどんな冬になるのかワクワクしてくる。 鳩待峠は、雪がうっすらと積もり、小屋の前や日陰では、積もった雪が溶け、ところどころ凍っている。まだ、冬の歩き方を体が思い出せないようで、恐る恐る氷化した雪面に足を置いてみる。午前中はまだ、雪面も固く、バリバリとソールで踏みしめる感覚が心地よい。しかし、午後になってくると、気温も上がり、雪面は次第にシャーベット状になってくる。今回は尾瀬の小屋じまいと古い木道の撤去と新しい木道の敷設作業の取材ということで、その場で作業を見守り、雪の中でじっとしていることが多かったのだが、シンサレート入りのシューズの足先は、常にドライで冷たさを感じることはなかった。
 グリップ力という点ではソールのパターンと硬さから見ても登坂能力や前への歩行推進能力にはとても優れているのだが、ふとしたとき、斜面に対して横を向き、平行に足を置いたときや、逆ハの字で斜面を登るときなど、横方向へとずれることが何回かあった。これはタウンユースではあまり想定されることのない力の方向性でもあり、あまり気にしなくてもいいかもしれないが、ハードなアウトドアシーンでは、無意識な足の運びには注意をしたい。
真冬の路面も安全に歩行できるよう設計されたサロモンのオリジナルソール、 Winter Contagrip® を採用。雪や濡れた路面、低温下でもグリップ性能を発揮する。 また、今回使用したDEEMAX 3 TS WPは、手袋をはめていても容易に着脱できるサロモン独自の技術「クイックレース」を採用し、デザインもすっきり、深い雪でも結び目やシューレースに雪がつきにくいのがいい。さらには、足首のベルクロストラップが雪の進入も防いでくれる。
アッパーには通気性が高く、疎水性と速乾性が高い SOFT SHELL DRY を採用。 また自社開発の防水透湿素材 CLIMA SALOMON WATER PROOF を組合せ、 高い防水性と、汗をかいてもシューズ内をドライで快適な状態に保つ。  街でもアウトドアでも使えるウインターアウトドアシューズを選ぶなら、機能とデザインはクールだが、懐には暖かいコストパフォーマンスに優れたDEEMAX 3 TS WPは、マルチユースな冬の1足として、なかなかいいかもしれない。
【ギアレビュー取材協力=サロモン】

●DEEMAX 3 TS WP
■価格:15,000 円(税抜)
■サイズ:25.0cm~28.5cm(Men)
22.0cm~25.0cm(Women)
■重量:450g(Men27.0cm)
380g(Women24.0cm)
■カラー:BLK

●SHELTER CSWP
■価格:13,000 円(税抜)
■サイズ:25.0cm ~28.5cm
22.0cm~25.0cm
■重量:390g (Men 27.0cm)
360g (Women 24.0cm)
■カラー:BLK

●SHELTER SPIKE CSWP
価格:18,000 円(税抜)
■サイズ:25.0cm ~28.5cm
22.0cm~25.0cm
■重量:450g (Men 27.0cm)
390g (Women 24.0cm)
■カラー:BLK

詳しくはサロモン HP
http://www.salomon.co.jp

滝沢守生(タキザー) よろず編集制作請負

本サイト『Akimama』の配信をはじめ、野外イベントの運営制作を行なう「キャンプよろず相談所」を主宰する株式会社ヨンロクニ代表。学生時代より長年にわたり、国内外で登山活動を展開し、その後、専門出版社である山と溪谷社に入社。『山と溪谷』『Outdoor』『Rock & Snow』などの雑誌や書籍編集に携わった後、独立し、現在に至る。日本山岳会会員。コンサベーション・アライアンス・ジャパン事務局長。

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