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慣れれば簡単で水濡れにも強い、ハイカー向けのメタルマッチ(フェロセリウムロッド)の使い方【動画付き】

(2018.09.03)

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 できるだけ多用途に使える道具を使って荷物を減らしたい登山において、「同じものを2つ以上持って行け!」と教わった小物がある。それはコンパス・ライト・火付け道具だ。コンパスはちょっとしたことで狂うため確認用が必要で、ライトは故障や電池交換に備えて2つ持つ。火付け道具は濡れや故障に備えて3つ持てと教わった。前者2つは最近のスマホで代用できたりするが、火付け道具だけはスマホでは代用できない。

 火付け道具3つとは、ガスメインのハイカーの場合は、①ガス器具の自動点火器(イグナイター)、②ライター、③マッチの3つが多いと思う。山の中でトラブルにあい、意外と③まで進んでしまったりする例は多く、ボクの周りでも自動点火器が壊れ、ライターを使うが、作った料理をライターに倒してしまったという例や、ライターのガスが抜けていたり、劣化して点かなかったという例も聞いたことがある。マッチの場合は湿気に弱く本数制限があるため、昔から水濡れに強く、環境に影響されずに何千回も火花が飛ぶメタルマッチが重宝されてきた。ボクの場合は①ライター、②マッチ、③メタルマッチの3つを持って行っている。

 メタルマッチは一度慣れてしまえば着火は簡単だが、使用できる人が減り『使えない道具』扱いされてきている。ガスの着火ならライターには敵わないが、マッチよりも手軽に着火できてしまう。アルコールストーブの点火は、メタルマッチは離れた位置からでも着火できるためライターよりも点火しやすい場面も多い。硬めに作られているライトマイファイヤーのファイヤースチールなら鉛筆削りの要領で、どんな環境でも着火が可能だ。言葉で説明が難しいので動画にしてみた。

 今回の動画は定番のライトマイファイヤーのファイヤースチールで紹介したが、メタルマッチはただの金属なので様々な形がある。キーホルダーになっているものやブレスレットに埋め込まれているものまである。自分のスタイルにあったメタルマッチを探すのも楽しい。個人的には邪魔にならないコードロックタイプとホイッスルタイプが気に入っている。

 左からコードロックタイプをナイフのランヤードに取り付けたもの。薄型ホイッスルの横に細いメタルマッチが埋め込まれているタイプ。火起こし時に使う火吹き棒に内蔵されているタイプ。

 
 
ライター
森 勝

低山小道具研究家。元アクセサリーデザイナー。発明コンテストで賞金10万円を獲得した経験もあるギア好き。ブログは自転車とアウトドアライフ(遊び)

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