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地域の魅力をフェスのなかで再提案する。田舎暮らしを楽しむきっかけとしてのINAKA FES。

(2018.10.11)

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 宮沢賢治は架空の理想郷を郷里の岩手をモチーフにイーハトーブと名付けた。賢治の生まれ故郷が岩手県花巻で、花巻にある宮沢賢治童話村で開催されるキャンプインフェスが「INAKA FES CAMP」だ。

「花巻市役所には『賢治まちづくり課』という課があるくらい、賢治に対する思いが強い町です。そして、すべての施設が賢治の世界観を大事にしています。一度来ていただけるとわかると思いますが、とにかく雰囲気がいいんです。花巻でフェスをと思ったときに、直感的にここしかないなと思ったのが正直なところです」と実行委員の小原哲朗さん。

 フェスのタイトルからわかるように、田舎暮らしを楽しむきっかけになればと思い、このフェスを立ち上げたという。そして今はあまり見かけなくなってしまった田舎の文化をここで再提案できればと小原さんは話を続けた。

 ライブのコンテンツはあるものの、雰囲気はフェスというよりもキャンプに近いかもしれない。ライブが終わり、ゲートがクローズされる時間は、他のフェスに比べると早い。

「キャンプサイトで焚火を囲んで、お酒を飲んだりしてる方が多いです。この時期の岩手の夜は寒いので、その辺も考慮した時間で終わるようにしています。家族でピクニックにきた。そんな雰囲気でゆったり過ごしてほしいですね。ライブを見るのはもちろんですけど、いろいろなことを体験して、ご飯食べて、芝生の上に寝っ転がってみたいな感じで自由に過ごしてほしいです」

 フェスをきっかけにその地域の魅力を知る。地元に住んでいる人にとっても、気にかけていなかったことにこそ新しい気づきがあるのかもしれない。フェスが持つひとつの役割がここにある。

INAKA FES CAMP 2018
開催日:10月13日(土)〜14日(日)
会場:宮沢賢治童話村(岩手県花巻市)
出演:bonobos、KAKATO(環ROY×鎮座DOPINESS)、金佑龍、Analogfish、​tio、関取花(バンドセット)、他

 
 
ライター
菊地崇 a.k.a.フェスおじさん

フェス、オーガニック、アウトドアといったカウンターカルチャーを起因とする文化をこよなく愛する。フェスおじさんの愛称でも親しまれている。

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