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フェスで使われるプラカップを軽減する。冬のAPPI JAZZY SPORTで行われたチャレンジ。

(2020.02.04)

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 岩手県安比高原のスキー場で開催されているAPPI JAZZY SPORT(AJS)。2020年1月18日で14回目を数えた日本を代表する冬フェスだ。「音楽とスポーツの心地よい併走」を目指したAJSには、夕方になって始まるフェスの前、あるいはフェスの翌日に朝一番でゲレンデに向かってスノースポーツを楽しむファンも多い。今年はフェスが開催された週末は天候に恵まれたこともあって、出演するミュージシャンもゲレンデでの時間も楽しんでいた。

 雪山という自然を相手にしたスノースポーツは、気候変動をダイレクトに受け取っていると言えるだろう。自分たちが遊ぶ地球というフィールド。いつまでもここで心地よく遊ばさせてもらうために、フェスとして何かアクションができないかと考えたという。そして今年チャレンジしたのがフェスで使用されるプラカップの軽減。クリーンカンティーンのビアカップをコラボで制作。このビアカップを利用してビールを購入すればビール代が割引されるという試みだ。

「ロゴ入りのビアカップを使ってドリンクを楽しみつつ、プラスチックゴミを減らすことを目的にしたアクションです。去年は海洋ゴミの問題がクローズアップされたじゃないですか。海のプラスチックゴミの問題は、いつか山にも影響を及ぼす。ゴミやプラスチックについて考えるきっかけづくりにもなったと思います。今回、プラカップひとつに3枚の割引券を付けたのですけど、300近くのプラカップを軽減することができました」とAJS実行委員長の吉田直さん。

 用意されたビアカップは、あっという間にソールドアウトになっていた。AJSのお土産を買い、ビールを安く飲む。そしてそれがちょっとだけかもしれないけど、環境保護につながっていく。去年までのAJSでは冬場の室内のフェスということもあり、マイボトルを積極的には奨励するようなことはなかった。300という数字からはじまる一歩。フェスとビールは相性はすこぶるいい。関係性の深いビールが環境について思いを巡らせるきっかけになるということは悪くない。

写真 = TakanoriTsukiji、Taro Denda、tabasa

 
 
ライター
菊地崇 a.k.a.フェスおじさん

フェス、オーガニック、アウトドアといったカウンターカルチャーを起因とする文化をこよなく愛する。フェスおじさんの愛称でも親しまれている。

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