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【独占インタビュー】日常でも使いたい! Colemanの新レーベルINDIGO LABELがいよいよ発売

(2016.06.14)

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 すでにラインナップが公開されているので、ご存知の方も多いと思いますが、Coleman(コールマン)の新レーベル“INDIGO LABEL(インディゴ・レーベル)”がいよいよ6月16日から販売開始となります。

 このINDIGO LABELは、コールマンとMonrõ(モンロ)との協創によって生まれた新しいレーベル。モンロはアーバン・ボヘミアンを標榜し、エキゾチックなテキスタイルを大胆に使いつつ、ファッショナブルで機能的なアイテムを世に送り出してきたインディペンデントなブランド。かく言う私もデビュー当時からモンロに注目していたひとりです。

 正直なところ、今年の1月にこのニュースを受け取ったときはかなり驚きでした。コールマンは110年以上の歴史を持つアウトドアブランドの老舗。コンサバティブとは言いませんが、キャンプギアの王道を行くブランドと言っても過言ではないでしょう。そこにアバンギャルドとも言えるモンロがどう絡んでいくのか? そして3月のリリースパーティでラインナップを目にしてさらに驚きました。「ヤバい」「かわいい」「ほしい!」がいっぱいなのです。同時にこのケミストリーがもたらす意味や変化に興味が沸いてきました。


3月末に開催されたリリースパーティからの1コマ。個人的にはテントやタープよりもこちらの商品群に一本取られた感が……

 そこでINDIGO LABEL立ち上げの真相というか深層について、どうしてもAkimamaでお伝えしたいと思いまして、モンロの創業者の中野ハジメさんと森由美さんにインタビューを決行しました。

─ そもそも今回の協創とその取り組みのきっかけを教えてください。

森さん(以下「M」) 「ハジメくんの、ナンパかな?」
中野さん(以下「N」) 「うん、まあそうともいうのかな(笑)」

─ ナンパって、その~……。

N 「まぁ、イベントとかに出展してると、一緒になるじゃないですか? コールマンさんとも。隣のブースになったりとか。で、コールマンさんにうちの商品好きで買ってくれてる子がいたんですよ」
M 「女の子ですよ」
N 「そう。でいろいろ話してるうちに仲よくなって、うちの展示会にも来てくれたりしたよね。それが2014年頃かな? 『コールマンでもこんなのあったらいいよね〜』なんて話してて、『じゃぁ、そういう部署の人連れて来てよ〜』みたいなかんじで、徐々に色んな人たちとも会うようになった。でも話がはっきりと固まるまではかなり時間を要したかな」
M 「私の中では『こういうの作りたい』っていうアイデアはすでにありましたけどね」
N 「業界でも最大手のコールマンと何か新しいことがしたい!というような漠然とした形だったものをビジョン化していく作業をしていくうちに、一般にいうところのコラボ企画みたいな単発で終わるようなものじゃなく、新しい組み方とか業態を生み出したいなあ、と思うようになってきたんだよね」
M 「それなりの自信もあったしね」
N 「で、話が固まってきたのは去年のアウトドアデイジャパンの後ぐらい。それから諸々進めて契約交わしたのが9月」
M 「そこから急ピッチで進めたね」
N 「そうね。もう今年の頭とか大忙しで。それで3月にお披露目して今に至る」
M 「(ハジメくんがナンパした)その女の子がいなかったら、この話は実現してなかったね(笑)」

─ なるほど、すごい出会いですね。でも腑に落ちました。ところでINDIGO LABELの由来は? なぜINDIGOなんでしょう?

M 「頭の中にブルーのイメージはあったんですよ。アウトドアだけじゃなくて、生活にも馴染む“IN & OUT”なモノを作りたかったので。“INDIGO”って日本では昔から“藍”って呼ばれていて、国や時代を越えて親しまれる色ですよね。もちろんインドアとアウトドアのボーダーも越える、愛着を持てるボーダーレスな色。そんな思いを込めています」

─ 今回のプロジェクトに取りかかる上で、コレに着手したいといったアイテムはありましたか? 

M 「ルミエールランタン! あれってシンプルでクラシカルで実用的。私たちのアウトドア仲間も愛用している人が多いんです。そういうものをコールマンのラインの中で手がけていきたいというのはありました。実際デビューコレクションでは残念ながら手をつけられなかったんだけどね……」

─ テントやタープやチェアじゃなく?

M 「もちろんテントやタープも作りたいとは思いましたよ」
N 「その辺はコールマンでも売れ筋のアイテムですからね。ベーシックアイテムできちんと販売実績のあるものをデザイン・アップデートしていこうという話し合いはありました」
M 「でも小物というかバッグ類やカトラリーは外せなかったです。アウトドアとインドアの両方に馴染むこのレーベルの世界観を表現する上で必要不可欠なものなので」
N 「コールマンさんにしてみればアクセサリーや、カトラリー関連は網羅しているけど意外に得意分野、というわけでもないらしく『そういったアイテムは徐々に実績を積んでから……』というのもあったとは思いますけどね。でも3月のプレヴューや、先日の神宮外苑でのイベントOUTDOOR RESORT PARKでもお客様からの反応がものすごくよかったのでホッとしています」

─ 個人的に特にバッグやケース類が全部かわいくてハマってます。その辺にこだわりは?

N 「アウトドアに親しみのない人、親しみまくっている人で、ハマるポイントが違うかもしれませんが、その辺も狙いですね。それぞれのスタイルのどこかにハマる」
M 「しっかりしたオフホワイトのキャンバスを使いたいというのは当初からありました。実際、自分たちもキャンバス地のトートとか使ってますし。でも既存のラインナップをみるとそういうカラーってまずないでしょ?『汚れが目立つからグリーンとか茶色で』とか、そういう先入観は崩したいし、ユーザー目線じゃないと思うんですよ。ちょっと色やデザインを変えるだけでもっとよくなるものがある」
N 「先々のことはまだわからないけど、INDIGO LABELとしてはもっと意外なアイテムに陽を当てていきたいと思ってます。コールマンさんのラインナップは本当たくさんの商品があるんで! 今は、既存アイテムのサーフェスをデザインアップデートしているものが多いですけど、オリジナルなアイテムも手がけたいですね」

─ 販売はコールマンさんの販路ですか?

N 「そうなります。通常は展示会に来ていただき次期シーズンの商品を発注していただく流れなのですが、INDIGO LABELはそうした販売の時期、流通なども含め新しいことにチャレンジしていけたらいいなと考えていて。コールマンさんの持つ幅広い流通チャンネルにINDIGO LABELが浸透していくことを願っています。そうそう、実はまだ製作中なんですけど、製品パッケージも手がけさせてもらってます。これはちょっとお楽しみですよ」
M 「これまでの(キャンプ用品の)パッケージの既成概念にはないものになってます」
N 「じゃあ、Akimamaさんだけに先行でお見せしましょうか」

─ マジっすか?! スクープじゃないですか?!

─ おお、これはまた斬新な! この箱は取っておきたくなるかも。

N 「パッケージまで自由にデザインさせてくれたコールマンさんはスゴいですね。このパッケージがアウトドアショップやホームセンターの棚に並ぶ姿はきっと今までにない光景だと思いますよ」

─ ブランド立ち上げに野外フェスカルチャーってかなり影響してると聞きましたが、今回もその辺は意識されていますか?

M 「いえ、今回はフェスよりも日常。ライフスタイルです。実際、企画段階で一度も『フェス』っていう言葉は出て来ていません」
N 「もちろん、INDIGO LABELを買ったユーザーさんがライフスタイルのひとつとしてフェスで使ってくれるのはうれしいですけど、意識はしてませんね」
M 「コンセプトキーワードに“フリーダムスタンダード”というのがあって、スタンダードの中にある自由さ。そこには、アウトドアとインドア、もちろん日常とフェスとの間にも垣根はなくて、それぞれの人の感性でいろいろなシーンで使ってほしいなと」

─ 最後に、今後の野望は?

N 「(ピーーーーーーーーーーー)とかね」

─ そ、それはスゴい! 書いていいですか?

N 「いや、書かないでください(笑)。真面目な話だと、海外にも進出したいですね。すでにSNS上では結構リアクションも良いので」

─ ありがとうございました。今後の展開に期待しています。

いろいろお話してかなり腑に落ちました。ここに書ききれないことも多々ありましたが、今後がますます楽しみになってきました。Coleman × Monrõ INDIGO LABEL。いよいよ始動です。

■オフィシャルサイト
Coleman × Monrõ INDIGO LABEL
Monrõ

 
 
ライター
渡辺信吾

アウトドア系野良ライター。デザイナー、Webディレクター、コーディネーターとしても活動中。波乗り、雪乗りで一年中真っ黒。 ホームページ「NORA」

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