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<夏休み大作戦>30円で豪遊! 真夏日は子供と川で「見釣り」をしよう

2016.07.11 Mon

藤原祥弘 アウトドアライター、編集者

 梅雨明け宣言も出ぬうちに、いきなりフルスロットルで攻め込んできた夏! 外遊びもためらわれるような気温が続いていますが、こんな日に子供たちと出かけるなら、行き先はあそこっきゃありません。そう、川です。

 瀬を流れ下り、トロ場を泳ぐだけでも1日楽しめますが、もう一歩川に近づくなら、釣具屋さんで小物用の鉤とガン玉、箱メガネを買っていきましょう。

 挑戦するべき遊びは「見釣り」。箱メガネで獲物を探し、魚の口元に餌を送り込んで釣るという遊びです。魚を見ながら釣る、というと離れ技のように思えますが、小さな魚は警戒心が薄いので、手の届く距離に人がいても気にしないで食いつきます。

買う鉤は小物用のスレ鉤(カエシのない鉤)。糸つきのものがだいたい150円前後から売られています。これに各サイズがセットになったガン玉を購入。箱メガネは窓がガラスとアクリルのものがあり、ガラス製は傷がつきにくく長持ちしますが、扱いに注意が必要。アクリル製は割れにくいものの傷つきやすく、すぐ曇ります。高学年以上はガラス、低学年はアクリルのほうがよいかもしれません。竿はそのへんに落ちてる小枝でOK。しめて仕掛け代は一式で30円ほど! ……え、箱メガネ代? それはどのご家庭にもある箱メガネを物置から引っ張り出していただくということで……

枝に糸を結んだら、極小のガン玉を装着。餌はそのへんの石をひっくり返すと、水生昆虫の幼虫がぞろぞろ出てくるので、そいつをちょいと引っ掛けます。あまり欲張って大きな虫をつけると魚の口に入らないので注意

餌取りはこんなイメージで。川の中に入って下流側に網を構えて石を起こすと、網の中に虫が入ります

 道具が整ったらいざ川へ! 流れが緩やかで、川底の石が握りこぶし大の場所がポイントです。

下流側から上流側に向かってサーチ。流れがゆるやかな場所でも、子供にはPFD(ライフジャケット)を着せておきましょう

箱メガネビュー。写真のなかに、数匹の獲物が写っているのですが、ウェブ用のサイズにしたらわからなくなってしまいました。ということで獲物のご尊顔は以下写真を

見釣りの遊び相手の代表選手がこちら。ヨシノボリというハゼの仲間です。餌に食いついたら軽く手首をあおって鉤をかけ、釣り上げましょう。よく人に慣れるので、持ち帰って飼育してもおもしろい魚です

 ある程度魚がいる川なら、1匹目が釣れるまでにかかる時間は数分。箱メガネ越しの魚との駆け引きは、子供でなくても夢中になってしまいます。くれぐれも体を冷やしすぎないように!

「どやさ!」次々釣れる魚に子供も思わずスケベ親父顔に

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