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ノルウェー版キットカットの実力がスゴい!
(その2)

(2012.12.21)

ごはんのTOP

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ノルウェーのハイキングルートを歩いているとよく目にする「T」の字。これはノルウェーの山岳協会が全国のルートを対称として整備しているもので、いわゆるコースサイン。基本的にこのTの字をたどって行けば、道を迷うことはない。日本でいう赤布みたいなもの

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登山口から30分も歩けば、フィヨルドを見下ろす山頂に立てた。スタヴァンゲル郊外のダールスヌーテンにて

 じつはクビック・ルンシュが山でもてはやされる、もうひとつの秘密がある。このチョコレートのパッケージひとつひとつに、ノルウェー国内のハイキングルートの紹介がなされているのだ。簡略化された地図に簡単なルートの紹介、そしてそのルートを薦める山のガイドの似顔絵までも載せられている。袋を開けるたびに違うルートが紹介されているので、食べるだけでなく見る楽しみもある。山の中でこれを見れば、次はこの山へ行ってみようとも思えるだろう。山の行動食としての役割は完璧で、しかもこの工夫。なかなかどうして、いいところに目を付けている。

 ただ、ハイキングルートが記載されるようになったきっかけには、18人が亡くなるという悲しい過去の山の事故があったようだ。この事故を受けて、ノルウェーの山岳協会と赤十字が協力して山のルールをつくり、それを行動食の代表であったクビック・ルンシュに印刷したのが始まりだったらしい。

 ところで、キットカットとの繋がりである。それは何とも単純なことだった。イギリスとノルウェーは海を挟んだ隣国同士。当然ながら、行き来はある。1935年当時、フレイア社の2代目だったハーラルが、イングランドで発売されたばかりのキットカットに出合い、その形を取り入れたというのが真実らしい。たしかにヒントはキットカットから得ていたのである。ただし、ウェハースはノルウェー人の味覚に併せた特別仕様であり、もちろんチョコレートの味も違っている。山の行動食としての立ち位置も確立するなど、クビック・ルンシュはノルウェー独自の発展を続けている点がおもしろい。 

 クビック・ルンシュの誕生は、キットカットの誕生からたったの2年。まぁ、このふたつのチョコレートは、いわば兄弟みたいなものでしょう。ノルウェーで山を歩くときは、クビック・ルンシュにぜひともトライしてもらいたい。もしかしたら、とびきりのハイキングルートにも出会えるかも!? クビック・ルンシュの詳細はフレイア社のホームページへ www.freia.no

 
 
ライター
Akimama編集部
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