line_box_head

続・きのこ愛が強すぎる蓮池陽子さんの「キャンプにぜひ作りたいきのこ料理」

(2016.11.04)

ごはんのTOP

icon

 みなさま、こんにちは。前回あれだけきのこのことについて書かせていただいたのに、まだきのこ愛の止まないハスイケです。

 先月は、具体的なきのこ料理にまでお伝えできなかったことを不覚とし、キャンプでも簡単にできるきのこ料理を今回はご紹介させてください。

 ひとつ目は、おそるべし舞茸パワーを活用したもの。 じつは、舞茸ってタンパク質分解酵素を含んでおりまして、パイナップルやヨーグルトと同じように肉を柔らかくしてくれるのです。これは生に限ったことなので、加熱した物では柔らかくなりませんのでお気をつけ下さい。そんな肉は柔らか、旨味増し増しのメニューがこちらです。

舞茸と鶏胸肉のおろし蒸し
<材料>
 舞茸  1パック
 鶏むね肉 1枚300g
 酒   大さじ2
 塩   小さじ1/3
 大根  5cm分

<作り方>
1、鶏むね肉は、大きめのひと口大に切り、舞茸は石突を取りバラバラにほぐして鶏肉とともに保存用袋に入れ、塩、酒を加えよく混ぜ、空気を抜いて口を縛る。これを2時間以上寝かせておく(できれば1晩がベスト)2、鍋に1をあけ、大根をおろして入れ、火にかける。
3、沸騰したら弱火で5〜8分加熱する。
4、ポン酢やゆずこしょう、小口の青ねぎなどをお好みでかけてどうぞ!
 舞茸と鶏肉のうまみたっぷりのおつゆがあふれ、胸肉とはおもえないぐらいふっくら柔らかいお肉に大根おろしが効いています。こんなに簡単なのに、驚く程おいしいです(自画自賛で・・・すみません)。これは、舞茸が本当にいい仕事をしてくれます。水の量を足して、昆布を入れれば鍋物にもよいです。里芋やら揚げたお餅やら、おうどんやらをいれてもおいしいのです。そして何よりこれには日本酒が間違いなさそうです!

 お次は簡単スピーディーなスープ。

 きのこの旨味を引き出すのは、前回お伝えしたとおり“低温じっくり&きのこを潰して”でしたが、このふたつを調理法で仕上げるのがポイントです。

マッシュルームとベーコンのスープ
<材料>
 マッシュルーム  3〜4個
 ベーコン     40〜50g
 コンソメキューブ 半分
 塩、コショウ

<作り方>
1、鍋に水400ml、食べやすい大きさに切ったベーコン、すりおろしたマッシュルーム、コンソメを入れて火にかける。弱火でじわじわ加熱し、沸騰したら塩コショウで味を調える。
2、器に盛り、あればパセリや粗挽き黒コショウなどを散らす。
 これは、マッシュルームを切るだけでは出ない、すりおろすからこその旨味が引き出されます。

 見た目は「?」ですが、味は太鼓判。スープだけでなくリゾットなどにもよいです。真冬の寒いときには水の半量を牛乳に変えて、とろみをつけてみてください。きっと「ほっ」と心和むと思います。

 これに炒めたねぎが入ればもっとおいしいですよ〜。

 このふたつのメニューはキャンプのときにも簡単なのでおすすめです。秋も外遊びをするツワモノのみなさん、ぜひお試しください!
(文・写真=フードコーディーネーター蓮池陽子)

 
 
ライター
蓮池陽子

フードコーディーネーター。都内ビストロ勤務を経て、料理・製菓講師に。その後アウトドアでの料理や、山菜など自ら採取をする中で、おいしい物と豊かな自然が密接な関係にあると開眼。「食」のストーリーを追い求め、登山や釣りなど本格的なアウトドア活動も行なっている。著書に『仕込んでいくから失敗しない66のレシピ キャンプの肉料理』(オークラ出版)。http://atelierstory.jp/

line_box_foot