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トイレットペーパーは、山の必需品!?

(2013.09.15)

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トイレットペーパー、通称“トレペ”は、山登りの必須アイテム。ジッパー付きのビニール袋に入れておけば、雨も濡れもコワくありません。使用済み用の袋を入れるのもお忘れなく!

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こちらが、シートゥサミットが発売している『ザ・アウトハウス』。トレペ専用の防水バックで、見た目もなんだか洗練されています

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入れ口部分はロール式。最後はバックルでパチンと留めるだけですので、使い方も簡単。かつ、濡れとは無縁!

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なんと、内部には、トレペがしっかりと回るように、芯の入った棒までセットされています。ボタン式なので、取り外しも簡単

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全体像は、こんな具合。木に引っ掛けて使うもよし、首から掛けて使うもよし。とくにテント生活には使いやすいでしょうね、コレ

 山登りを趣味としている人には、あまり違和感はないのですが、おそらく、山に興味のない人にとっては、なんのことやらといった話かもしれません。

 テーマは「トイレットペーパー」。略して、トレペとか、ペーパーとか、山の人たちはそんな言葉を使います。

 何に使うのかと言えば、第一には正当な使い方。山の上で用を足すときには、当然ながらの必需品ですよね。

 想像するに、山の中での「雉撃ち」や「お花摘み」になるのでしょうが、これらの言葉は、いわゆる野外でする「大」の隠語です。そんな場合は、使用したトレペは必ず持ち帰るようにしましょう。

 山の上での用足しルールは、細かなものがあるのでその話はまた今度にしますが、とにかく、使用済みの紙は自然に戻るのに、気の遠くなるような時間が掛かってしまいます。そのため、野外でのトレペの使用時には、ゴミ袋の持参が必須となります。

 気分的なものもあるので、できればジッパー付きのビニール袋のような口の締まるタイプの袋を用意するといいと思います。

 これが、第一の正しい使い方。では、第二の使い方は……。

 トレペが活躍するのは、山での調理の時間です。ご存知のように、山の上には水場がないことも多々あります。よって、限られた水資源を有効活用するために、食べ終わった食器類はまずトレペで汚れを拭うのです。

 そうすることによって、油物も味噌の汚れもコーンポタージュの食べ残しだって、固形物のゴミとして持ち運びができるようになります。たとえば、その場で水で汚れを流してしまうよりも環境負荷はより少なめになるでしょう。

 状況次第では、食べ終わったらトレペで拭いたままで食器の処理を終わらせてしまうこともあります。もしくは、その食器を使ってお茶を沸かし、しつこい油汚れなんかを体内へと流し込んでしまうこともあるでしょう。

 主にはこのふたつの要素が、トレペが山での必需品と言われるゆえんです。このほかにも挙げるとすれば、テント生活での雑巾代わりだったり、もしものときの着火補助剤(そのまま燃やす場合もあれば、燃料を染み込ませて燃やすことも)、高山病で鼻水が止まらないときだって重宝します。

 ともあれ、このトレペをどのように持ち運ぶべきかが、山登りを趣味とする人たちの間では、ささやかなテーマになることがあります。

 当然ながらトレペの大敵は“濡れ”にあります。一度濡らしてしまったトレペは、もう用を為しませんからね。その対策のために、多くの人はビニール袋を用意するでしょう。それも、先のジッパー付きなんかがよく使われています。

 しっかりと防水してくれた上に、何度、パチンと締めてもまた使えるあの袋は、山ではとても大切なアイテムとなります。さらに、トレペの入ったジッパー付きのビニール袋のなかに、さらに別の使用済みを入れるためのジッパー付き袋を用意しておくといいでしょう。

 ゴミ袋なんだから普通のビニールでいいじゃんか、と思うかもしれませんが、なにせ、使用済みですので。やはり、口はしっかりと締められたほうが気分的にも安心できますから。

 と、いままではこのジッパー付きのビニール袋が主流派だったのですが、なんとアウトドアブランドのシートゥサミットから「専用」のアイテムが誕生しているんです。

 その名は、『ザ・アウトハウス』。説明書きによれば、「野外トイレ用シェルター。木に掛けて使用します」とあります。コレがよくできたもので、なるほど!なアイテムなのです。

 シートゥサミットといえば、防水バックやスタッフサックを数多く扱っているアウトドアブランドで、極薄のシルナイロンを使ったシリーズに人気があります。防水対策として、多くの登山者たちが愛用している商品なのですが、そこがつくったトレペ専用のギアだけに、期待大、ちょっとワクワクしちゃいました。

 使っている素材は、30デニールのシリコンコーデュラナイロンです。この袋の中に入れてしっかりと口を締めておけば、濡れとは無縁。入れ口はロール式で何度か折り返した上に、バックルで留める具合になっています。

 しかも袋の内部には、トレペを引っ掛けるための芯の入ったループまで装備されています。説明書きには「木に掛けて」なんてありますが、これは首に掛けて使ってもまったく問題ないでしょう。これは、第一の目的にも第二の目的にもかなったスタイルです。

 防水性の不安は皆無なので、そこに一枚、後処理用のジッパー付き袋でも入れておけば、安心快適な山上生活が楽しめることと思います。

 従来のようにジッパー付きのビニール袋にトレペのままだと、たしかに見た目も無骨ですしね。抵抗感のある人も多かったかもしれません。オシャレに山を楽しみたい人には、こんなこだわりもありですよね。

 山行アイテムのお仲間にザ・アウトハウス。おひとつ、いかがでしょう?

                                                                                                                       

■シートゥサミット『ザ・アウトハウス
価格:1,995円(2013年9月15日現在)
素材:30デニールシリコンコーデュラナイロン
サイズ:25×25cm
重さ:約70g
カラー:アソート
取り扱い:キャラバン

 
 
ライター
tetsu

山岳•アウトドア関連の出版社勤務を経て、フリーランスの編集者に。著書に『テントで山に登ってみよう』『ヤマケイ入門&ガイド テント山行』(ともに山と溪谷社)がある。

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