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カヌーツーリングしながら、マス類を釣る。まるでアラスカみたいな川旅を仁淀川で!!

2016.04.11 Mon

大村嘉正

大村嘉正 アウトドアライター、フォトグラファー

四国は瀬戸内暮らしの自然・旅系ライター&フォトグラファーの大村嘉正さんもA kimama著者陣に名乗りを上げてくれました!! 四国愛あふれる大村さんから、地元でしか知り得ない四国ならではの貴重なネタをご紹介。

      

 その澄みきった流れが「仁淀ブルー」と呼ばれはじめて、がぜん注目を集めている高知県の仁淀川。

 ここは日本有数の清流だけど、「アマゴ釣り」に関しては無比の水系でもある。渓流の女王「アマゴ」は、産卵保護のため秋から冬にかけて日本全国の河川で禁漁だが(釣り堀は除く)、その唯一の例外が仁淀川水系にあるのだ。
これが上八川川。高知市街から車で40分ほどの里の川とは思えぬ透明度!

 それが、仁淀川の下流域で合流する支流上八川川(とその支流小川川)に設定された「アマゴ冬季釣り場」。釣り人有志の「リバーキーパーの会」と地元仁淀川漁協が協力して運営していて、漁期は10月1日~2月末日、釣り方はルアーまたは毛針でキャッチアンドリリース方式である。

「でももう4月じゃん!」というあなた、ここからが本題であります。

 このアマゴ冬季釣り場では、毎秋~冬にたくさんの(今シーズンは約4,600匹)のアマゴが「成魚」放流されている。そして、3月1日からは高知県の仁淀川水系全体で通常のアマゴ釣りが解禁になる。
仁淀川支流の上八川川には、こんなサイズのアマゴが放流されている 
 つまり入漁料(1日券2,000円)を払えば−−−

■冬の間に放流され、キャッチ&リリースによって川にたくさん生息している大物のアマゴが、
■山奥にある渓流ではなく、ファミリーでも安全な里の清流(しかも高知市街から車で約40分!)で、
■餌で釣れて、リリースせずに食っちまってもいい

 ということなのだ。

 このことは地元ではよく知られていて、3月1日の解禁日直後の上八川川(と小川川)には多くの釣り人が訪れる。しかし、高知のベテラン釣り師で「リバーキーパーの会」の松浦秀俊さんは、「でも全部釣りあげられるわけではない。そのあとでもアマゴはけっこう残っていて5月ぐらいまでは楽しめる」と太鼓判。「延べ竿に糸に鉤、そして餌(川底の石についている川虫)と、素朴な釣り具でかまわないから敷居も低いですよ」という。

 また、上八川川から泳ぎ下っていくため、アマゴは仁淀川本流にも生息。さらに春には、アマゴの降海型であるサツキマスも太平洋から遡上してくるらしい。

 そんな仁淀川の下流域だが、カヌーイストには三ツ星フィールドでもある。照葉樹の山あいを蛇行する流れは清らかで、浅い早瀬では、カヌーやカヤックは透明な水に乗って玉砂利の上を飛ぶように滑っていく。キャンプできる河原も随所にある。
こんなふうにのんびり川を下りながら、アマゴが釣れたら……
 つまり、川を下りながらサケマス類を釣りあげ、それを焚火で焼いて……なんて、まるでカナダやアラスカでの川旅みたいなことが楽しめるかも。

 この春に仁淀川を訪れるなら釣り竿を忘れずに!

        

※仁淀川のアマゴやサツキマスについては、わたくし大村がメインライターを務める「仁淀ブルー通信」もぜひご覧あれ。

※入漁料などの情報は→仁淀川漁業協同組合 

大村嘉正

大村嘉正 アウトドアライター、フォトグラファー

四国の瀬戸内海暮らし。仕事は自然・旅系ライター&フォトグラファーで、生きかたはバックパッカーでリバーランナー。著書はラフティングガイドたちの1年を追った『彼らの激流』(築地書館)。

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