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フジロックのオフィシャル・フリーペーパー『フェスエコ』が今年も刊行に! 2023年のメインタイトルは「シン・フジロックバケーション2023 サマータイム・ブルース in 苗場」。

2023.06.15 Thu

ありがとう! 20年目の『Festival Echo』
 2004年にはじまったフジロックのオフィシャル・フリーペーパー『Festival Echo』(通称フェスエコ)は、今年で20年目を迎えます。まだ、音楽イベントとアウトドアがいまのようなアウトドアカルチャーとして認知されていなかったころ、野外フェスティバルを楽しむための準備と心構え、そして音楽雑誌では取り上げてこなかったフジロックのエコロジーをベースとしたムーブメントやスピリッツを伝える雑誌として刊行されました。

 この20年のあいだに日本社会は、さまざまな難題に向き合ってきました。世界的な金融恐慌や東日本大震災、そして新型コロナウイルスによるパンデミックとウクライナの戦争と……。そもそもフジロックは、初回から試されていたのかもしれません。

 自然はだれにでも平等です。「フジロック」という共通の場で、私たちはこれまで数多くの困難をともにして、知恵と工夫を出し合い乗り越えてきました。それは、ここに参加してきた人々に力を与え、社会生活にも何かしらの影響を与えてきたのかもしれません。気候変動や世界平和など、解決しなければならない課題はまだまだありますが、今年はどんなフジロックが待っているのか? 

 雲ひとつない青空のもと、みなさまとまた会えることを楽しみにしています!


配布の開始は、FUJI ROCK DAYSから 
 苗場でのフジロックの前に、ひと足先のフジロックということで、毎年恒例の大人気企画、プレイベント「FUJI ROCK DAYS in東京」が、6月17日、18日の週末に表参道のネスパスで開催されます。フジロックのチケットの販売のほか、苗場プリンスホテルの宿泊券のほか、豪華賞品があたる大抽選会もあり、混雑必至。その場で、20年目の『Festival Echo』も配布される予定です。

FUJI ROCK DAYSの詳細はこちら↓



『Festival Echo ’23』

 さて、『Festival Echo ’23』を少しだけご紹介。今年のテーマ、「シン・フジロックバケーション2023 サマータイム・ブルース in 苗場」が意味するものは……コロナ禍を経たフジロックは、新しいフジロックとして苗場に帰ってきます! 大きなトピックとしては、あのパレス・オブ・ワンダーの復活が復活すること。フジロックの多様性の象徴ともいえる不夜城で、今年は何が起きるのか!? あそこでしか味わえないカオスな朝をぜひとも体験して欲しい! といった内容のほか、グリーン、ホワイト、ヘブンなどの各ステージ紹介、木道亭やイエロークリフ、オアシスといったエリアの魅力もしっかりとカバーしています。

 もちろん、アーティストインタビューも充実。TALKING ABOUT FUJI ROCKと題したインタビュー記事には、UA 、TESTSET、ROTH BART BARON、STUTS、NIKO NIKO TAN TAN、君島大空さんがフジの魅力を存分に語ってくれています。特集は、「おしえてみんなのフジロック 1000人に聞きました」。こちらは、フジに参加したことのある人、または興味のある人たちへの事前アンケートの結果をまとめたもの。いまのフジロックがどうあるのか、ここは必読の企画です。

 そして注目すべきは、「FUJI ROCK ’23 Artist Genre Diagram」という新企画。リードにある一文は、

「音楽のジャンルは細分化され、しかもクロスオーバー&ボーダーレス化している。さまざまなジャンルがアーティストたちにも内包している。それがもしかしたら音楽の『フェス化』なのかもしれない」

 とあります。フジロックに出演するアーティストの音楽ジャンルをビジュアルで分けるとこうなっている! という、新たな試みの企画です。苗場に参戦する前に、じっくりと読んでおきたいページです。また、人気企画「フジロックの歩き方」も、もちろん掲載しています。

 フジロックまでもうひと月とちょっとしかありません。いや、フジロックはすでにはじまっている! 準備はOK?




 

●『FESTIVAL ECHO』 配布場所
各地で予定されている FUJI ROCK DAYS 開催会場(渋谷/大阪/京都)、岩盤、TOWER RECORDS、KEEN、CHUMS、LOGOS、OSHMAN’S、アルペンアウトドアーズ、WILD-1など販売店 ※一部店舗を除く/随時配布



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